ユッ記

自然体で

REAPER+Nameryを使用した音声切り分け

REAPERとNameryを使用した音声切り分けを解説します

従来の音声切り分けはsound engine freeを使用する場合が多かったですが、REAPERを使用した場合は

・ナンバリングが楽

・複数キャラの管理が楽

といったメリットがあります

 

これが切り分けを全て終わらせた結果の例です

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これをもし1ファイルごとに名前をつけていた場合は、ナンバリングやキャラ名を手打ちする必要がありますが、その手間を大幅に短縮できます

 

まずREAPERにアイテムを本編のwavを読み込みます

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音声切り分けをするにあたってBPMのグリッドは不要なので、

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左上のこのアイコンからグリッドをOFFにしてください

 

切り分けたいファイルごとにアイテムを分割して、ダブルクリックしてテイク名を書き換えます

この時書き換えた名前がファイル名の後半になります

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続いて、このテイク名の前にキャラ名をつけるため、キャラ名と同じトラック名をつけます

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この要領でテイク名とトラック名を振り分けていきます

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振り分けが全て完了したら、Ctl+Aで全てのアイテムを選択します

続いてShift+Ctl+FでBatch File Converterを開きます

 

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この画面が出たら追加→Add selected media itemでアイテムをキューに追加します

 

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Use source file directoryのチェックを外して出力先のフォルダを指定します

次にファイル名を指定します

この設定を

$start-$track_$item

にします

 

この設定だった場合、出力後の結果が

[再生時間]-[トラック名]_[テイク名]

になります

この場合のハイフンやアンダーバーそのまま出力されます

お好みでカスタマイズしてください

設定完了後、プリセットから設定を保存しておくことをオススメします

 

Convert allで出力されます

正しく出力された場合は、このような結果になります

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次はNameryを使用した作業になります

Nameryはファイル名変更ツールであり、一括でファイル名をすることができます

Nameryの詳細情報 : Vector ソフトを探す!

 

起動後、ファイルを出力した階層にアクセスします

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まず、ナンバリングをファイル名の先頭につけます

今回はナンバリングの桁数を3桁に設定します

開始/桁を1/3にします

 

続いて連番+現在名に変更します

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全て選択して、Go Namery!!でファイル名変更を適用します

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続いて、REAPER上での再生時間をファイル名から除去します

開始/桁を4/8に、開始数時から桁数削除に設定します

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先ほどと同じく、全て選択してGo Namery!!で適用します

すると再生時間が除去され、リネームがすべて完了しています。

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記事を書くにあたってこまりさん(こまり (@co_ma41) | Twitterに色々教えていただきました

ありがとうございました

以上になります!